FAXサーバ構築の経緯
会社でD-FAXを使用していますが、2021年10月末でサービスが終了すると案内が来ました。
(現在は新規加入も募集停止しています)
D-FAXは初期費用のみで020番号が付与され、FAXが届いた場合はメールで通知します。
ランニングコストは一切掛かりませんが、FAXが一定時間届かない場合、自動的に解約になります。
本当に助かるサービスでしたが、終了してしまうのでは仕方ありません。
それじゃこれを機会に自前でFAX受信サーバを作ってしまおうという訳です。
D-FAXの問題点
作るにあたり、D-FAXの問題点を解消したいと思います。
① FAXがtiff形式で受信される
オプション料金を払えばPDFでも受信可能ですが、ケチって運用していました。
スマホでの閲覧だったり、そのまま転送したいときなどPDFの方が利便性が高いです。
新しいFAXサーバはPDFで受信できるようにします。
② バックアップが無い
過去のメールを辿れば受信FAXを確認することは可能ですが、バックアップがありません。
社内のファイルサーバであるSynology NAS DS218j に受信データをバックアップできるようにします。
準備するもの
① ひかり電話マイナンバーを使用してFAX用番号を取得
FAX用番号は今ままではD-FAXから付与された020番号を使用していましたが、サービス終了で使用できなくなります。
新たにFAX番号を取得しないとなりません。
そこで代表番号でも使用しているひかり電話のマイナンバーを使って新たに番号を取得します。
月110円とリーズナブルです。
② RaspberryPi3B+
FAXサーバはRaspberryPi3B+を使用します。
③ USBモデム
モデムはPLANEX PL-US56K を使用します。
④ ファイルサーバ
Synology NAS DS218j を使用します。
次回以降、構築編に入ります。